序文
昭和35年〜37年頃、私は、45歳前後て元気に張り切っていました。
会社ヘ出勤しても「誰にも負けないぞ」と自負していたのて、尺八を吹くのも、それに近い自信で楽しんていました。
たまたま、今は亡き島虚嶺氏から門人の課外教育的な著述(と言うのも大げさてすが)を書いてくれないかと、おだてりれたのがこの一連の文章てす。
古くから集めだ参考書類が役に立って、何とか、お茶を濁したのです力、今、読み返してみると大変に舌足りずだったり、対象が大きすぎて完全消化出来てない内容が有ったりで、冷汗二斗の思いです。
然し、大綱に於いて間違過ってはいないと信じていますが、後進の研究者が、もっときめ細かく布衍(ふえん〕して下さることを期待して序支とします。
1996年11月
飯 田 峡 嶺
目次
1・尺八の歴史 T
2・尺八の歴史 U
3・尺八の歴史 V
1・普化尺八
2・虚鐸傅記国字解の伝説内答
3・中塚竹禅氏の反論要旨
4・普化尺八本当の歩みの推測
5・天吹(テンフク)
6・奈良東大寺北倉院雅楽尺八(北倉階上)
7・縦管歌口の各種
4・参考
1.十二律
2・ 六調子
3・ 五調子
5・普化宗(虚無僧寺)
1・普化崇の発生
2・普化宗の確立
3・虚無僧の服装
4・中期の普化宗
5・末期の普化宗
6・普化宗の廃止
7・明治以後の普化尺八界
8・全国普化宗寺一覧表
6・古伝本曲
1・古伝本曲
2・本曲の流派
3・本曲の曲目 琴古系 ・ 明暗系、錦風流系 ほか
4・主要曲目の解説(前編)・(後編)
5・琴古流系図(一月・鈴法両本寺系)
7・普化宗関係古文書及び慶長掟書
1・古文書
2・慶長掟書
8・虚鐸伝記及ぴ解説
9・虚霊山緑起並ぴに三虚霊譜弁
10・虚無僧略緑起
11・著名虚無僧寺 寺別略歴
12・三絃の歴史概要
13・箏の歴吏概要(その1)(その2)(その3)
14・地唄・箏曲(その1)(その2)(その3)(その4)
生田流箏曲山田流箏曲
地唄箏曲の作者と作曲名
15・琴吉流尺八手法(地歌合奏用)
16・新曲の吹奏 T
新曲の吹泰 U
新曲の吹奏 V
あとがき
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